ナイアシアミドとは? エイジングケアに有効?
目次
ナイアシアミドとは? エイジングケアに有効?
なまけものと美容について勉強しよう
今回は
ナイアシアミドです。
ナイアシアミドとは
医薬部外品表示名 ニコチン酸アミド D-メラノ
ビタミンB3 リンクルナイアシン
多くの化粧品にナイアシアミド◯%配合とありますが、
2%〜5%で十分なようです。
ご参考までに
配合目的
1.セラミド合成促進によるバリア機能修復作用
2.メラノソーム移送阻害による 美白効果
3.抗シワ作用 ( 少々不明 軽いものには効果はあるよう)
3の抗シワ作用については少々不明な点があるため
今回は1.2について詳しくみていきます。
セラミド合成促進によるバリア機能修復作用
まず、セラミドについて説明していきます。
表皮のうち角質層という層があります。
肌の構造、役割について簡単な説明がこちらにあります。
簡単な図がこちらです。
その中の細胞間脂質の構成成分
その半分がセラミド
つまり、セラミドが保湿の重要な役割を担っている。
細胞間脂質
疏水層(脂質)と親水層(水分)のミルフィーユ状の構造
ちなみにこの構造をラメラ構造ともいう。
→ バリア機能を発揮する役割を持つ。
バリア機能の役割は
皮膚内の過剰な水分の抑制
一定の水分保持
皮脂の過剰分泌抑制(ニキビ予防)
外部刺激から守る
つまり、セラミドが保持、合成されると
肌の水分量の調節、外部刺激から守る環境が作れる。
2.メラノソーム移送阻害による 美白効果
メラニンがメラノソームへと移送されることを抑制すると、
メラニンとは、日焼けで肌が黒くなったり、シミができたりする原因
メラノソームへ移送されることで、メラニンの蓄積につながってしまう。
メラニンの蓄積抑制につながる。
肌のターンオーバーを正常に保つためにも欠かせない要素
まとめ
・ナイアシアミドはビタミンB3で表される。
・配合濃度は2%〜5%で十分
・細胞間脂質は肌のバリア機能の役割を持つ
・細胞間脂質の構成成分の半分がセラミド
・ナイアシアミドはセラミドの合成を促進する
・メラニンがメラノソームに移送されると、蓄積する。
蓄積すると、シミや黒ずみの原因に
・ナイアシアミドは移送を抑制する。